拙いながらもオフ画メイキングを載せたいと思います。
参考になるところがあることを祈ります★
変なこだわりとかいろいろ語ってるのでさらっと読み飛ばしていただければ(;´▽`A``
※経過を写メで撮影したので、暗くて見にくくてごめんなさい。


完成図



1.下書き


まずはざざーっと下書き。
いつもはもっと汚くて雑ですが、人様にお見せするということで、
これからなぞるであろう線を太くはっきりさせてみました。
でも下書きがキレイだとやっぱりペン入れの成功率も高いですね。
いつもそのへんに転がってるシャープペンを使うことが多いんですが、
オススメは製図用シャープペン(※1)です。今回もコレ!



2.ペン入れ


今回はSTEADLER liner 0.05(※2)を使用しました。
よくありがちなインク出なくなるということがあまりなく、細い線もさらっと描けます。
ちなみに、もっと細い線を描きたい人にはMULTILINER SP 0.03(※3)、
NEOPIKO-Line-2 0.03(※4)などオススメ。ただ結構インク出なくなったりする。
最近お気に入りだったのは何か白いやつ(※5)。使い込みが激しくて、文字がかすれて名前がわからない(笑)
0.05だけど、すごく細い線が引けて、表現の幅が広がります。

そして、ペン入れはノリです(笑)下書きとズレても気にしない!
髪はなめらかにを目指したつもり・・・ですが、本当はなるべく一筆書き(?)で
さらっと勢いよく描いた方がなめらかになるんだろうけど、勇気がないのでなかなかできません。



線については、描き方、というよりも個人的な癖に近いんですが、
線が重なったところや、カーブしているところは、何となく線を太くしてしまいます。

あと、髪を細かく描き込んで何が何だかわからなくなったときは、
髪と背景の境目の線を太くするとなんかイイ感じに。


線が書けたら、しばらく置いてから消しゴムをかけ、ベタ塗り。
ベタ塗りにはいつもMULTILINER Brush-S(※6)を使用します。
基本ペンだけで済ませたい人なんですね、私(笑)
あとは線を整えたり、加えたりして完成♪
特に今回は髪の流れを意識してみました。

最近つり目気味の女の子が好きなので、今回も猫目な女の子にしました(笑)


※1 左端 GRAPHGEAR500
※2 左から二番目 STEADLER liner 0.05
※3 左から三番目 MULTILINER SP 0.03 ちょっと高い。
※4 右から三番目 NEOPIKO-Line-2 0.03
※5 右から二番目 何か白いやつ。名前かすれてるし、忘れた(笑)
※6 右端 MULTILINER Brush-S



3.肌

色塗りにはコピックを使用します!
私は主にCOPIC ciao(※1)かCOPIC sketch(※2)を使用します。
ciaoの方は安価で初心者向け。でも使いこなせば表現としては十分♪
sketchは若干お高いけど、細かいところや髪のつやとかを出すのには最適。
ペン先の耐久力もsketchの方がいいので、よく使う色はsketch、
あまり使わないか広範囲を塗るのに使うのはciaoを買ったりします。
ciaoとsketchでは色番号も同じなので、買うときにわかりやすく、インクの補充もどっちでもいける★


※1 上 COPIC ciao
※2 下 COPIC sketch


パソコンでもオフでも、だいたい同じ塗り方をするんですが、まずベースの色を決めて塗ります。
肌のベースはよくE50を使用します。薄めで発色もキレイなので肌に最適。


次に頬を塗ります。頬にはRV10を使用します。
肌なじみがよくて、女の子の肌なんかを塗るのに最適なピンク。ま、私は男女関係なく使うけど(笑)
目のキワから頬にかけて、ほんのりピンクにしたい所に適当に色を置きます。
色を置いた端の部分は目立たないようにはらって、グラデっぽくすると尚のことよし。


ピンクを置いた所に、さっきの肌のベースに使った色(ここではE50)を上から覆うように塗ります。
ベースで塗ったところとムラにならないように塗るのがコツ。
こうすることでさっきのピンクがより肌になじみます。
頬をほんのりピンクにしたいときはここで終了。
もうちょい濃く、より肌なじみよくさせたいときは、同じ作業を繰り返します。やりすぎ注意。


肌の影となるところにも、ピンクを置いて、頬と同じように上から肌色を塗ります。
仕上げで、一番暗くなるところには少し濃い目のピンク(R20)を塗ります。
最終的にこんな感じに。



4.髪

特に女の子を描くときには、髪は命と私は考えるので頑張ります(`・ω・)φ
今回は失敗しやすいがキレイに仕上がる、名付けて“やっぱり輝きたいじゃない画法”を使おうと思います(笑)
・・・要は髪のつやを残して描くやり方です。


まずベースとなるBV00を塗ります。藤色ですね。
髪のつやをどれだけキレイに表現できるかが鍵です!


次に上からRV10を塗ります。さっき頬に使った色。先ほどの藤色、BV00との大好きな色あわせです♪
つやで残した白い部分にちょっととび出るぐらいに、藤色を塗った所全体に塗ります。
せっかく残した白い部分を潰さないように注意。
・・・ちょっとメルヘンな色合いになったと思いませぬか(^ω^)
光も表現できるので好きな色あわせなんです。


さらに影となる所に濃い藤色(BV02)を塗ります。
最後に一番暗くなる所にBV13を塗ってメリハリを。
これで髪完成です。



5.服

今回は白いブラウスにしようと思うんですが、白の塗り方って一番表現が広がる気がします。
白の影の色は、絵の全体的な雰囲気や色合いに合わせて変えます。
今回はピンクや青などいろんな色を使って不思議な色にしたいと思います(・∀・)


まずG00を影となるところに塗ります。とっても薄いエメラルドみたいな色です。


次にピンク(RV10)を塗ります。もう三回目の登場。結構好きな色なんです(^ω^)
さっきのエメラルドをちょっとハミ出るくらいに塗るんですが、髪のときとは違って、
エメラルドに全てかぶせるのではなく、ある程度エメラルドだけの所を残すとキレイになります。


そして最後にB00を塗ります。薄い水色です。これもピンクと同じように塗っていきます。
しっかり影をつけたい所には、この3色を何回か重ねて灰色に近づけます。
それで、最終的にこうなりました。


次に、赤い部分を塗っていきます。


まず、一番明るくなる所の色を全体に塗ります。ここではRV23を使用しています。


次にメインとなる赤(R46)を塗ります。若干暗めの赤です。
明るくするところを残して塗っていきます。


そのままだとなじみが悪いので、最初に塗ったピンク(RV23)を上から塗ってぼかします。


最後に影の部分を一番暗いR59で塗ります。
必要があれば赤(R46)でぼかしたりなど。



6.宝石

ネクタイ留めですが、アクアマリン系の石を目指したいと思います。
青をいっぱい使います!


B00を図のように塗ります。


次に、BG05を結構ハッキリめに塗ります。
宝石は明るい色と暗い色のコントラストが大きいとキレイに見えます。


一番深いB37を塗ります。


B37をB05でぼかしつつ、グラデにしていきます。
その上から再度B05・・・といった感じでコントラストとぼかしをいい具合に取り入れられるとベスト!



7.リボンタイ

何か緑を入れたくなったので、緑にしたいと思います。


一番明るくなる所を、光が当たる部分を残しつつ、YG06で塗ります。
鮮やかな黄緑で、木とか葉っぱなんかに最適な色です。新緑!


メインの色のG07を、また明るい部分を残しつつ塗ります。
残したところの境目は、その上からまたYG06を塗って、ぼかします。


影になる部分をBG09で塗ります。そして、G07でぼかします。



8.リボン

何色にするかさんざん迷った結果、塗らない方がいいんじゃないかということで、
ブラウスと同じような塗り方をしようと思います。


ブラウスと同じ塗り方をしたあと、グラデを自然にするため、上からC1を塗ります。
うっすーいグレーです。



9.瞳

さぁあともう少しです(^∀^)
瞳は宝石と同じようなアクアマリンにしようと思います。


まずベースをG00で塗ります。横からの光が当たる部分を残します。


瞳孔をBG05で塗ります。そしてB00でぼかします。


ここからは瞳の中心に向かって濃い色を置いてはぼかす作業を続けていきます。
BG07→B37→B05の順番に塗っていきます。
ちなみに幻想的な雰囲気にしたいときはここで終了。


あとでハイライトを入れるので、コントラストを強くするため、上のほうを濃くしていきます。
そうするといわゆる黒目がちなかわいらしい瞳になります。



10.仕上げ

ハイライトを入れたり、ハミ出したところを消したりします。
私はハイライトには修正液を使います。とにかくペンで済ませたいんです(笑)
修正職人0.5っていう修正ペンが細かい修正もできるのでお気に入りです。
ハイライトは瞳や頬などに入れます。あとは雰囲気で。
そして完成です♪

リボンタイを紫にすればよかった・・・!色合い悪い(;´▽`A``
スキャンの関係で色がだいぶ変わってますね。コピックそのままの色合いじゃないです(言い訳
髪はうまくいったかな?